映画「モービウス」は、SSUの3作目で、スパイダーマンのヴィラン実写映画で、日本では2022年4月1日からの公開が決定しています。
「モービウス」はスパイダーマン、ヴェノムに続き、製作前から数多くの話題を集めてきました。
そして、映画「ヴェノム」が立証したように、別名”ブラックマーベル”においては一定の境地に達した、ソニーの底力を再集約した作品でもあります。
この記事では、
- 映画「モービウス」はどのユニバースの作品か?
- 映画「モービウス」はMCUと再合流する可能性があるか?
について調べてみました!
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映画「モービウス」はどのユニバースの作品?:SSUとの関係性を考察
「モービウス」は、スパイダーマンのヴィランとして知られていますが、一体どのユニバースに存在するのか気になっている方は多いでしょう。
映画「モービウス」は、SSUかから公開されている作品です。
SSUとはコロンビア・ピクチャーズがマーベル・エンターテインメントと共同で製作するスーパーヒーロー映画を中心としたメディア・フランチャイズ及びシェアード·ユニバースを指しています。

SSU=ソニー・スパイダーマン・ユニバースと日本では略されているようだよ。
また、ソニー・ピクチャーズ リリーシングが配給する映画「モービウス」は、スパイダーマンとそのキャラクターに関連するマーベル・コミックの様々な作品を原作にしています。
サム・ライミ版「スパイダーマン」ユニバースとの関係性を考察!
予告編にスパイダーマンの壁画が登場し、そこには”MURDERER(人殺し)”という落書きもあったため、スパイダーマンと関係があるのではと予想した人々も多いことでしょう。
その落書きは、MCU「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021)でも描かれており、スパイダーマンが悪に仕立られるというストーリーにも一致するのですが、そこで一つだけ疑問点が浮かびました。
それは、スパイダーマンの壁画がサム・ライミ監督とトビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」(2002)のデザインだったのです。
さらに、「モービウス」予告編で見られたデイリー・ビューグルのロゴも、サム・ライミ監督の「スパイダーマン」(2002)と「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(2021)に登場したものと同じでした。



一見関係のないように見えるサム・ライミ版と「ヴェノム」(2018)のロゴが何故同じなのか、未だに明らかになっていません。
アメイジング版「スパイダーマン」ユニバースの関係性を考察!
ここまで考察してみると、サム・ライミ監督の「スパイダーマン」(2002)との関係が深いように見えますが、それだけではありませんでした。
「モービウス」予告編に登場したオズコープ社のロゴは、サム・ライミ監督ではなく「アメイジング・スパイダーマン」シリーズに登場したものと同一なのです。
さらに予告編の中で、デイリー・ビューグル紙の紙面上部をよく見ると、
”RHINO ON THE LOOSE:ZOO HOAX FOOLS US ALL(ライノ、逃走中。動物園の悪ふざけに騙される)”。
”BLACK CAT:FRIEND OR FOE?(ブラックキャット 味方か敵か?)”という見出しがはっきりと確認されました。



ライノと言えば、「アメイジング・スパイダーマン2」(2014)に登場したヴィランの1人。
そして、同作でフェリシティ・ジョーンズが演じたフェリシア・ハーディは、原作コミックでブラックキャットでした。
彼女が演じたブラックキャットは、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ第3作目で本格的に登場するという噂も囁かれましたが、シリーズが打ち切りになってしまったため、噂話で止まりました。



また、「モービウス」よりも先にブラックキャットを描くスピンオフ映画「シルバー・アンド・ブラック(原題)」を企画していたという話もあったようです。
MCU版「スパイダーマン」ユニバースの関係性を考察!
マーベル・シネマティック・ユニバースとはマルチバースの関係に位置付けしていることから、今後MCUと合流する可能性も否定できません。
予告編でも見られたように、スパイダーマンは悪であり、これは「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021)で殺人者の濡れ衣を着せられたスパイダーマンの世界観と通じる部分です。



ソニーとMCUの世界観が共有される関係であることを示唆する部分でありますね!
しかし映画「モービウス」には、新聞社としてのデイリー・ビューグルが登場しています。
デイリー・ビューグルといえば、MCUでは”THE DAILY BUGULE.NET”というウェブメディアであるはずなので、これがMCUなら辻褄が合いません。



映画館ではデイリー・ビューグル仕様のフリーペーパーも配布されているよ!
新たな「スパイダーマン」ユニバースとの関係性を考察!
映画「モービウス」を基点に、ソニーとMCUの世界観が本格的に共有される期待度が高まっています。
しかし、ウィンター・ソルジャーの前にヴェノムが現れたりという形の世界観共有というよりは、スパイダーマンというキャラクターを中心とした一種の”スパイダーバース”の一環として、ヴェノムとモービウス、スパイダーマンを絡ませる可能性の方が期待できそうです。
これまでの呼称”ソニー・ピクチャーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクター”では”マーベル・キャラクター”とぼかされていたのに、新名は”スパイダーマン・ユニバース”とズバリ謳われています。
さらに、製作が予定されているアーロン・テイラー=ジョンソン出演のスパイダーマンの宿敵を描いた映画「クレイヴン・ザ・ハンター(原題)」。
そして、スパイダーマンの新たな相棒シルクの単独映画なども、スパイダーマンと繋がる物語になる可能性も否めません。
ちなみに、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021)の中で、このクレイヴンらしき影が確認されています。



わざわざスパイダーマンの名をユニバース名に冠したのには、それなりの意味があるのではないでしょうか。
映画「モービウス」は今後MCUに合流する可能性はある?
「モービウス」のユニバースは、MCUでもなく、「ヴェノム」のユニバースでもないソニーが、これから中心的に描くと予想されるSSUになります。
ここには、予告編で確認されたようにSSUのスパイダーマンとオズコープ社、デイリー・ビューグル、ブラックキャット、ライノなどが存在します。
新聞に書かれたライノとブラックキャットは、「アメイジング・スパイダーマン2」(2014)のその後の世界のことを伝えている可能性もあり、または別の世界だという可能性もあるということです。
さらに、予告編の最後のシーンでは、「俺はヴェノムだ」と話すモービウスがヴェノムの存在を知っているように描かれています。
このシーンで、「アメイジング・スパイダーマン」(2012)のオズコープ社にヴェノムとモービウス関連のファイルが一緒に存在することがわかります。
つまり、モービウスはオズコープ社の研究員で、モービウスが言った”ヴェノム”は、「ヴェノム」(2018)のヴェノムではなく、「アメイジング・スパイダーマン2」(2014)のヴェノムである可能性もあるのです。
また、ウェズリー・スナイプス主演のヴァンパイアハンター映画「ブレイド」(1998)のDVD alternateのエンディングに、モービウスがほんの少しだけ出演していたことも注目されています!
これによって、ブレイドとモービウスの関係も何処かに潜んでいるのではないかという考察も出て来るようになってきました。
実際に「ブレイド」(1998)のラストシーンで、モービウスがブレイドと向き合う場面から続編を予告していたのですが、これらの場面は削除されたまま映画が公開されました。



「ブレイド」(1998)のスティーヴン・ノリントン監督は、「ブレイド2」(2002)のヴィランとしてモービウスを登場させたかったようですが、何らかの理由で実現しなかったようです。
理由は明らかになっていませんが、もしかしたらスパイダーマンシリーズ系列のキャラクターなため、スパイダーマンの映画化の著作権の有無が関わっているのではないかと思われます。
しかし、「ブレイド」の映画化の著作権がマーベルに渡り、「ブレイド」のリブートが決定。
「モービウス」に出演しているタイリース・ギブソンに”マーベルの映画3本で「モービウス」と同じ役で契約を結んだ”という噂が流れており、もしかしたらMCUでブレイドとモービウスの再会が行われるかも知れません。
さらに、アメリカCBSの深夜トーク番組「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」のインタビューで、モービウスを演じたジャレッド・レトは、「モービウスとブレイドのクロスオーバーが実現する可能性があるか」という質問に対し、「将来、十分にそうなると思う」と答えました。
以後2021年12月に、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギとソニー・ユニバースの映画プロデューサーであるエイミー・パスカルも、インタビューで「当該アイデアについて肯定的に考慮している」と明らかにしました。



そのため、今後モービウスとブレイドの共演は十分に可能性があると見られます。
映画「モービウス」がMCUと合流する可能性は?まとめ
現在モービウスが属しているSSUのユニバースは、「アメイジング・スパイダーマン」ユニバースの可能性が大きいと考えます。
仮に、「アメイジング・スパイダーマン」ユニバースでなくても、SSUスパイダーマンの配役でアンドリュー・ガーフィールドが引き受ける可能性もありますし、マルチバースなので可能性は無限です。
そして、「アメイジング・スパイダーマン2」(2014)のヴェノムとの共演や、ブレイドとの共演も可能性があることが明らかになったため、今からでも期待感が募るばかりです。
映画「モービウス」では、血液疾患を持った医師マイケル・モービウスが、ある事件によって超人的なパワー、スピード、音波能力を得た「新しい存在」に生まれ変わった際の活躍が描かれます。
それだけでなく、統制不能な能力を持つようになったモービウスを殺そうとする者たちと、それを利用しようとする者たちの姿がドラマチックに映し出されるという、息詰まる緊張感も見どころの1つになっています。
自身のアイデンティティについて苦悩するモービウスの姿や、善悪の境界を行き来するアンチヒーローの誕生に公開前から期待が高まるばかりです!
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